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2006年12月08日

月探査機は何をやったのか(EJ第1412号)

 副島隆彦氏は、『人類の月面着陸は無かったろう論』において実に大胆な推測をして
います。その部分を引用しておきます。
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       私は本書の冒頭を含めて「アポロは月へ行ったか?」とか、
      「アポロ問題」という言葉を始めから慎重に構えて使っていな
      い。アポロ計画は確かにあったのであり、月にロケットを何機
      かは発射しているのである。だから、「アポロは月に行ってい
      る」のである。しかし、それは無人のロケットであり、かつ、
      それらは月の周回軌道に乗ることさえ失敗して月面に激突して
      いるのである。――副島隆彦著、『人類の月面着陸は無かった
      ろう論』より。(徳間書店刊)
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 要するに、副島氏は人類の月着陸など大ウソで、実は無人の探査機を何とか月の周回
軌道に乗せ、月を周回させて、再び軌道を離脱、8の字形で、地球に帰そうとしたので
はないかといっているのです。しかも、その無人探査機を月の軌道に乗せることすら失
敗して、月面に激突している――こういっています。
 確かにNASAでは、マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画のように人をロ
ケットに乗せる計画と平行して、レインジャー計画、サーベイヤー計画などの無人探査
機を月に何回も送っています。月に関する情報をできる限り集めるためです。
 レインジャー計画は、1961年8月の第1号から、1965年3月の第9号までの
9回、サーベイヤー計画は、それを引き継いで、1966年5月の第1号から1968
年1月までの第7号までの7回にわたって行われています。
 NASA発表のデータに基づいているので、それはウソといわれてしまえば何もいえ
ないのですが、サーベイヤー計画における7回をまとめると次のようになります。
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      1966. 5.30/サーベイヤー1号
       ・嵐の大洋フラムスチード北軟着陸成功。1ヶ月写真送信
      1966. 9.20/サーベイヤー2号
       ・失敗。微調整ロケット故が障。位置が逆転し、月に激突
      1966. 4.17/サーベイヤー3号
       ・嵐の大洋ランスベルグ・クレーターに軟着陸。写真送信
      1967. 7.14/サーベイヤー4号
       ・失敗。月面着陸3分前にコンタクト不能。中央入江激突
      1967. 9. 8/サーベイヤー5号
       ・静かの海に軟着陸。土壌分析。アルファー線で物質分析
      1967.11. 7/サーベイヤー6号
       ・中央入江に軟着陸。姿勢制御ロケットで位置を移動する
      1968. 1. 7/サーベイヤー7号
      ・ティコクレーター軟着陸。月の土壌分析。データを送信
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 サーベイヤー計画は、無人探査機を使って、アポロ計画の有人月面着陸の遂行に必要
な科学的・技術的情報を得る目的で行われたものです。NASAはサーベイヤー計画で
月面に関して約9万枚の写真を入手しているのです。
 ところで、無人探査機でどのようにして月の土壌分析をするのかについてわかる範囲
で説明します。ロケットが月に軟着陸したあと、ロケットに付属している土壌分析小型
シャベルによって月面を少し掘ります。そして、土壌の中に磁石を突っ込んでアルファ
線を月面に照射して、反射して戻るアルファ線で月面物質を分析できるというのです。
 副島氏のいうように、失敗して月面に激突したロケットは確かに2機あります。しか
し5機については軟着陸し、地上に写真やさまざまなデータを送ってきているのです。
これがすべてウソだとはとても思えないのです。
 また、副島隆彦氏は、人類の月面着陸の絶対の証拠といわれている月面にあるレーザ
ー反射鏡についても無人探査機が運んだものではないかといっています。あくまでも人
類は月に行っていないという考え方に立っているのです。
 副島隆彦氏は「月面にはアポロ11号が置いてきたとされるレーザー反射鏡がある」
という副島氏の主張に対する匿名の反論メールについて、次のように述べています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
       本当ですか? 本当は、いつアメリカが、このレーザー反射
      鏡を月に打ち込んだロケットに載せていて、それが激突寸前に
      月面に転がらせたものであるのかをこそ調べるべきです。
       アメリカは月面に軟着陸させた無人探査機で置いてきた、な
      どと言う気さえ私にはない。それさえもできない。そうではな
      くて、ただ打ち込んだのだ。そこで月ロケット(これをミサイ
      ルと言い換えてもいい)は大破するが、硬質ガラス体の目印ぐ
      らいは地表に転がるように上手に仕掛ければ無事届くだろう。
      ロケット(月ミサイル)が月面に激突する直前に切り離して転
      がしたのだろう。それは、正四面体か立方体をしたガラス体だ
      ろう。            ――副島隆彦氏の前掲書より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この副島氏の主張には、かなり説得力のある反論があります。それは、レーザー反射
鏡を無人計画で月面に設置する方が、人が月面に降りて置いてくるよりも難しいという
のです。それは、高い精度を要求される作業になるからです。逆にいうと、無人計画で
それが可能であるなら、それは人類が月に人を送り込む技術を持っている証拠になると
いうのです。
 高度な技術は、小さな科学的な研究や実験の積み重ねによって可能になるものなので
す。そこで米国がソ連と競争しながら、月に人を送るために何をしてきたのかをここま
で調べてきたのですが、それは想像を絶する努力の積み重ねであることがわかってきて
います。11日のEJでは、アポロ計画では何が行われたかについて分析することにし
ます。  ・・・ [アポロ計画/023]

サーベイヤー月探査機.jpg

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人類の月面着陸は無かったろう論 In an episode of Fox TV' [詳しくはこちら]

コメント (1)

真空に近い月面に、無人でレーザー反射鏡コロがしたら、舞い上がった塵が沢山くっついて困るだろうなぁ。
あぁそうか、多分後から行った人が綺麗に掃除したんだ、キット!

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