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2007年01月23日

箱舟は2つの場所で発見されている(EJ第1005号)

 「ノアの洪水」のように宗教のからむ問題は、その真実の解明を求める動きと、それ
に反対する動きが錯綜するものです。神の啓示ということを強調したい人たちは、真実
が解明されることに強く反対するのです。そのために、「ノアの洪水」の真偽は、多く
の目撃証言がありながら、いまだに解決していないのです。
 英国大使館員を含むトルコ政府の調査隊は、1883年、アララト山の山頂付近のク
レバスの下に箱舟の残骸らしいものを発見し、この情報は当然のことながら、イスタン
ブ−ルから全世界に向けて発信されたのです。
 このニュースは多くの国々の新聞に掲載されたのですが、シカゴ・トリビューン紙、
ニューヨーク・ワールド紙、ニューヨーク・ヘラルド紙などは、このニュースを取り上
げながら、それはインチキであると批判したのです。
 新聞社としてろくに調査もせず、きわめて感情的にインチキときめつけたのですが、
同紙の読者たちは「なぁーんだ、そういうことか」というように新聞を信じてしまいま
す。
 そのあともそういうことの繰り返しなのですが、19世紀から20世紀にかけての主
要な箱舟解明の動きについて、私の調べた事件をまとめると、次のようになります。
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      1.1850年 ・・ イアラム事件
      2.1893年 ・・ 世界宗教会議/米国シカゴでの提案
      3.1916年 ・・ 帝政ロシアロスコヴスキー中尉事件
      4.1948年 ・・ トルコ北部大地震での箱舟発見事件
      5.1952年 ・・ フランス人実業家ナヴァラ事件
      6.1959年 ・・ トルコ人パイロット箱舟発見事件
      7.1972年 ・・ トルコ人ジョージ・ハゴピアン事件
      8.1985年 ・・ 米国/最新機器による箱舟探査事件
      9.1985年 ・・ 日、独、仏、米各国撮影隊襲撃事件
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 これら9つの事件のすべてを述べる紙面はありませんが、箱舟らしいものが発見され
た場所は2つあるのです。
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      1.2.3.5.7. ・・・・・ アララト山北東斜面
      4.6.8.9 ・・・・・・・・   アキャイラ連山
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 昨日のEJ1004号でご紹介したフリードリッヒ・パロットとトルコ政府調査隊も
箱舟らしいものを発見したのは、アララト山北東斜面のクレバスの下ですから、ほとん
どはアララト山で発見されているのです。それに聖書では、アララト山の山頂で船がと
まったと記述しています。
 これに対して「アキャイラ連山」というのは、アララト山から南に約30キロ離れた
ところにある連山のことです。ノアの箱舟の発見が狙いであれば、アキャイラ連山の方
で箱舟らしいものが発見されても無視されるはずなのに、なぜ、問題になっているので
しょうか。
 1948年5月のことです。トルコ北部を大地震が襲ったのです。一部地域では、崖
崩れや土砂崩れがあり、多くの被害が出たのですが、農夫レシッド・サリハン氏が借り
ていた農地にも被害が拡大したのです。
 レシッド氏が農地に行ってみると、そこに奇妙な地形が広がっていたというのです。
それは真上から見ると、ちょうど船のかたちをした箱舟地形になっていたのです。それ
は、その土の下には巨大な船が埋まっているようだったというのです。
 しかし、その場所はアキャイラ連山であり、アララト山ではなかったので、問題にさ
れなかったのです。この箱舟地形が問題になったのは、1959年に航空測量機を操縦
していたトルコのパイロット、A・クラティス中尉が、偶然に高度3000メートルの
上空から箱舟地形を発見し、撮影してからです。
 クラティス中尉は、現像した写真に尋常ではないものを感じてそれを司令部に報告し
たのです。司令部ではそれを専門家に鑑定を依頼、トルコ陸軍の工兵隊を現地に向かわ
せたのです。
 現地に到着したトルコの調査隊は、測量の結果土中に埋まっている舟らしきものは、
長さ約150メートル、幅約45メートルの大きさであることがわかったのです。
 聖書において神がノアに命じた箱舟の大きさは、長さが156メートル、幅が26メ
ートルですから、横幅が異なるものの、大きさもほぼ一致すると考えてよいでしょう。
土中に埋まっているので、土砂などで膨らんでいるものと考えられます。
 ところが、ダイナマイトなどを使って発掘を進めたところ、あると思った場所に舟な
どなかったのです。しかも、箱舟地形の土地はかなり固く、思うように発掘できなかっ
たそうです。トルコの調査団の力ではどうすることもできなかったのです。
 1985年になって、米国の調査隊が「断面走査レーダー」という新兵器を持って箱
舟地形の発掘にのぞんだのです。断面走査レーダーというのは、人間の体を輪切りにし
て撮影するMRIやCTのように、地面の下に隠されている物体をスキャンしながら探
査するマシンです。
 この調査の結果、箱舟地形の下に巨大な構造物が埋まっていることが確認されたので
す。それは、巨大な舟である可能性も十分あるというのです。
 そこで、米国の調査団は、超ハイテクを駆使した大規模な調査を行うことを決定しま
す。超ハイテクというのはNASAが地球の地下資源探査に使用している「インター・
フェース・レーダー」のことです。
 準備が整い、日本のNHKをはじめ、各国の撮影隊も参加してその一部始終を撮影す
ることになったのです。しかし、・です。クルド人ゲリラにその撮影隊が襲われて中断
してしまいます。もし、クルド人ゲリラが本隊を襲って高価なマシンを奪われたら、大
変なことになる――そういうわけで、現在も中断続行です。・・[ノアの洪水/06]

箱舟地形.jpg

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