●NASAはなぜ事実を隠蔽するのか(EJ第1540号)
火星における人面岩をはじめとする多くの異常構造物の発見に
おいて、NASAは一貫して「光と影のいたずらである」と主張
し、いまだにその存在を否定してきています。
そのため、多くの「常識的な」人々はこの手の情報の信憑性に
ついてかなり懐疑的であり、事実を認めようとはしない傾向があ
ります。一番情報を握っているNASAがそれを「光と影のいた
ずら」といっているのだから、きっとそれが正しいのだろうと考
えているのだと思います。
私は今回のEJのテーマを書くに当って、火星に関する多くの
文献を読んでみましたが、そのほとんどはこのような常識的な見
解の本ばかりでした。その中にあって、既に何回も名前を出して
いるリチャード・C・ホーグランド氏の次の著書は、火星の異常
構造物について科学的にアプローチしており、その内容は高く評
価できます。既に絶版であって、入手不能であったものを梅木氏
が練馬図書館から借りてきてくれたのです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
リチャード・C・ホーグランド著/並木伸一郎訳
『火星のモニュメント』
学習研究社刊
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
NASAは、明らかに火星のシドニア地区の異常構造物に非常
に関心を持っているのに、その事実を隠そうとしているフシがあ
ります。そのひとつの証拠として、人面岩が写っていた「70A
−13」の写真を隠していたという事実があります。この写真は
現在でもNASAは正式には公表していないのです。
既に述べたように、人面岩は写真「35A−72」に写り込ん
でいたのです。しかし、一枚の写真にそれらしきものが写ってい
たからといって、それだけでは決め手とはならないのです。少な
くとも別の写真でもそれが写っていないとそれこそ「光と影のい
たずら」である可能性が高いからです。
しかし、NASAはジェリー・ソフェン博士を通じて「数時間
後に同じ地域の写真を入手したが、そこにはそのようなもの――
つまり、人面岩など写っていなかった」といっているのです。し
かし、これはウソであり、別に「70A−13」というシドニア
地区を写した写真があって、そこにもはっきりと人面岩は写って
いたのに、NASAはこの写真を公開しなかったのです。この写
真は、ディピエトロとモレナーが発見したのです。
NASAとしては、「70A−13」を公開してしまうと、人
面岩の存在を認めざるを得なくなるので、それを隠したものと思
われるのです。同じ地域を写した2枚の写真があって、いずれに
も人面岩が写っていたら、「光と影のいたずら」ではコトは収ま
らなくなるからです。
それにしても、NASAはなぜシドニア地区の情報を隠すので
しょうか。NASAは、公式発表とは裏腹に、シドニア地区にお
ける人面岩をはじめとする異常構造物に対して、異常なほど情報
収集に熱心なのにもかかわらずです。
NASAは、探査機が伝えてくる情報をすべては公開していな
いはずです。それを示す証拠として次の話があります。
1996年12月4日のことです。米国は火星探査機「マーズ
・パス・ファインダー」(以下、MPF)を火星に向けて発進さ
せたのです。この探査機は1997年7月4日に火星に到着し、
火星への軟着陸にはじめて成功したのです。そして、早速素晴ら
しい火星のパノラマ写真を送ってきたのです。火星の着陸地点は
「アレス峡谷」と発表され、そこを「セーガン記念基地」と名づ
けたことは既に述べた通りです。
しかし、このNASAの発表に異議を唱えた人がいるのです。
それは「アート・ベル・ショー」というラジオの深夜番組でのこ
とです。この番組は、当時米国、ネヴァダ州のラスベガスを中心
に大変人気のある番組だったのです。
内容は、番組のメイン・パーソナリティのアート・ベルが、テ
ーマごとに招いたスペシャリストを向こうにまわし、巧みな話術
で本音を徹底的に聞き出すというやや挑発的な番組です。
アート・ベルは、1997年7月26日にゲストとして、あの
リチャード・ホーグランドを招いていたのです。もちろん、MP
Fの火星着陸のことを彼から聞き出すためです。
そのとき、ホーグランドは驚くべき発言をしたのです。このホ
ーグランド――科学ジャーナリストを名乗っていますが、かつて
はNASAの関連施設で技術顧問としてNASAのプロジェクト
に携わったことのある宇宙の専門家なのです。
そのラジオの番組でホーグランドは、NASAの発表した着陸
地点である「アレス峡谷」に異議を唱えたのです。アレス峡谷は
火星の北緯19.5度、西経32.8度にあり、火星基準面より
も2メートルほど低い場所なのです。
問題は、MPFが着陸したとき、地球は火星の水平線から見て
5度ほど低い位置にあったことです。MPFが送信してきた写真
には「ツイン・ピークス」というラクダのコブのような2つの隆
起が写っているのですが、実はそのとき地球は隆起した部分の裏
側に隠れていたことになるのです。
ということは、NASAの発表が正しいとすると、セーガン記
念基地と地球には障害物があることになり、通信は邪魔され、電
波は地球には届かないはずである――ホーグランドはこのように
主張したのです。
しかし、通信は途絶えることなく、立派なパノラマ写真が送ら
れてきているのです。これは、MPFの着陸地点はアレス峡谷で
はなく、別の場所であることを意味しています。正しい着陸地点
はどこだったのかというと、あの人面岩のあるシドニア地区だっ
たのです。本当であるとすると、これは重大なことです。
・・・[火星の研究/19]
≪画像および関連情報≫
・1970年〜1997年までの米国の火星探査機
1975. 8.20 ヴァイキング1 ・・・・・・・・・・ 成功
1976. 9. 9 ヴァイキング2 ・・・・・・・・・・ 成功
1992. 9.25 マーズ・オブザーバー ・・・・・・・ 失敗
1996.11. 7 マーズ・グローバル・サーベイヤー ・ 成功
1996.12. 4 マーズ・パス・ファインダー ・・・・ 成功