INTEC JAPAN/BLOG

このフォーラムは、異文化研修の教育機関(株)インテック・ジャパンの情報発信用です。
最新のニュースを毎週月曜日にお届けします。

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● 2006年06月 記事 ●

2006年06月05日

ネット社交/SNSが大流行している/0008号

●「ペルソナ(仮面)コミュニケーション」を許さないSNS

 ネットの世界では、自分のことを隠してコミュニケーションをすることが半
ば常識化しています。本名を使わず、ハンドルネームを使うなど自分のことを
隠して、メールやブログを通じてコミュニケーションを行うのです。いわゆる
「ペルソナ(仮面)コミュニケーション」です。
 しかし、このようなコミュニケーションを好まない人たちも多いのです。何
かを主張するにしても、書いている人のプロフィールがわからないと、納得で
きないものです。「プロフィール」を明らかにすることは大切なのです。
 この考え方に立ってネット上での匿名性を否定し、個人情報を明かさないと
入会できないコミュニティを立ち上げたのが米国のSNS「フレンドスター」
なのです。これがSNSの創始です。フレンドスター社は、米国カルフォルニ
アのシリコンバレーに本社を置いているSNSの専門企業であり、会長はジョ
ナサン・アブラハム――その目的は次のようなものです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 フレンドスターの目的は、健全な出会い系を含む生活者の社交サービスの
 場を提供することである。         ――フレンドスターの目的
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 「フレンドスター」の会員になるには、会員の紹介状が必要であり、参加に
当って、プロフィールを詳しく公開することが求められます。参加者は「イン
スタント・メッセージング」という手段を利用して、お互いに交流しあうので
す。「インスタント・メッセージング」とは、アドレスを意識しない電子メー
ルと考えればよいのです。「フレンドスター」のサイトには、会員の顔写真が
表示されるので、メールを送りたい人の写真をクリックして、メッセージを打
ち込めば相手に届くのです。
 どうでしょうか。仕組みは極めて簡単であり、技術的にはどこも新しいもの
はないのですが、匿名性を否定したことが新しいといえます。ペルソナでのコ
ミュニケーションは許さない点が斬新なのです。
 リアルの世界にはこのようなサークルはたくさんあります。ロータリー、経
済同友会、県人会、各種趣味の会などがそうです。しかし、ネットの世界では
出向く必要がないので入会が容易であり、世界中に範囲を広げることができる
ので、巨大な友達の輪のサークルを作ることが可能になります。友達の友達は
友達――こうしてできる友達の輪は、ビジネスにおいてきわめて役に立つので
す。そのうち、できるビジネスマンのほとんどは、こういうSNSに加入する
ようになるでしょう。

●日本の2大SNS――GREEとミクシィ

 これに対して日本初のSNSは「GREE(グリー)」です。2004年2
月に、当時IT企業/楽天に勤務していた田中良和氏が個人サイトとして立ち
上げたのが最初です。
 田中氏のサイト立ち上げの狙いは、友人関係の維持と発展です。仕事が忙し
くなってくると、どうしても昔からの友人や知人との交流が途絶えがちになる
ものです。時間的、物理的な制約があるからです。
 これを何とか維持できる方法はないものかと考えて、インターネットを利用
した「ネット上の社交」をイメージして考案されたのがGREEなのです。
 GREEの設計思想は次のようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 人と人との関係性を可視化し、信頼を基盤としたネットワークを構築する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 もうひとつ「mixi(ミクシィ)」というSNSがあります。GREEが
日本初のSNSであるとすれば、ミクシィは日本最大のSNSということにな
ります。日本でSNSをやっている人のほとんどはミクシィのメンバーである
といっても過言ではないでしょう。
 ミクシィは、日本最大級のデジタル系求人サイトFIND JOB の運営会
社イー・マーキュリーが運営していますが、2004年10月の時点で会員が
12万人を突破し、GREEを抜いて日本最大のSNSに成長して以来、トッ
プの座を維持しています。
 ところで、ミクシィの「mix」とは「交流する」、「i」とは「人」とい
う意味――人と人との交流をネット上で行うという意味です。「人と人との交
流」という点では、GREEの目指す「ネット上の外交」と変わりないように
思えますが、実はその目指すところは少し違うのです。
 それは、GREEが実際に会って交際する対面社交に重点を置き、それを助
ける手段としてネットを利用するのに対して、ミクシィは対面社交にこだわら
ず、ネット上で友達の輪を広げていくということをコンセプトにしている点で
す。そのため、GREEが比較的シンプルなIT技術しか利用できないのに対
し、ミクシィでは既存のブログを取り込むことができるなど、最新のIT技術
も取り入れる努力をしています。つまり、ミクシィの方がネット上での滞在時
間が長いのです。
 対面社交を重視してそれにネット社交を加えるGREEに対して、ネット社
交を中心として、そのなかで会いたい人に会うミクシィ――あなたはどちらの
タイプのSNSを選択しますか。                  以上

2006年06月12日

FOAF/フォアフを知っていますか/0009号

●コンピュータが内容を理解できるFOAFという文書がある

 日本初のソーシャル・ネットワーキング・サービス/SNSであるGREE
の設計思想のなかに「人と人との関係性を可視化」という言葉が書いてありま
す。この「人と人との関係性の可視化」という表現は、いったい何を意味する
のでしょうか。
 ホームページやブログには、本来「プロフィール欄」を設けて、そのサイト
のオーナーの簡単な経歴を記述しておくのが礼儀です。ところが最近は、最初
から「プロフィール欄」を設けていないサイトが増えています。ネットの世界
でのコミュニケーションは、あくまで「ペルソナ(仮面)」で通すという人が
増えているからでしょうか。
 SNSの世界ではペルソナは許されておらず、プロフィールを明かすことが
入会の条件になっています。しかも、そのプロフィールの記述のなかに友人・
知人のことまで書くことが推奨されています。
 なぜ、そのようなことを推奨するのかというと、プロフィールと友人・知人
の関係をコンピュータが読めるプログラムとして記述し、SNSの内部でそれ
らを連結させて、人脈ネットワークを作ろうとしているのです。こういう人物
プロフィールと知人関係を記述した文書(プログラム)を「FOAF」という
のです。その意味は次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  FOAF = Friend of a Friend → FOAF → 友達の友達
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ところで、コンピュータも読める「FOAF」とは、どのようなものなので
しょうか。ちょっと難しい世界ですが、少しのぞいて見ることにします。百聞
は一見にしかずといいますので・・・。
 FOAFという文書は「XML(エックス・エム・エル)」という言語で記
述します。ホームページを作成する「HTML」という言語をご存知だと思い
ますが、その親戚みたいな言語であり、XMLを使ってホームページを作成す
ることも可能です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
   <rdf:RDF>
   <foaf:Person>
   <foaf:mbox rdf:resource="[a:mailto:webmaster@kanzaki.com]mailto:webmaster@kanzaki.com"/>
   <foaf:name>神崎正英</foaf:name>
   <foaf:homepage rdf:resource="[a:http://www.kanzaki.com/]http://www.kanzaki.com/"/>
   </foaf:Person>
   </rdf:RDF>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 上記がXMLの文書です。神崎正英という人物のプロフィールを記述してい
ます。「webmaster@kanzaki.com というメールアドレスを持つ人物は氏名が神
崎正英で、ホームページを http://www.kanzaki.com/に持っている」という情
報が記述されているのです。これに知人の情報を重ねて記述するのです。

●人脈ネットワークを検索する

 このようにプロフィールと知人関係がプログラムとして記述できると、それ
をコンピュータで検索したり、人脈ネットワークを図式化して、アウトプット
することができるのです。これが「人と人との関係性の可視化」です。
 プロフィールと人脈をプログラム化しておくと大変面白いことができます。
 SNSの会員であるAさんが、プロフィール欄に友人としてWさんを記述し
たとしましょう。一方、Aさんの知らない同じSNSの会員であるBさんもプ
ロフィール欄に友人としてWさんを記述したとします。
 このようにしておくと、コンピュータはFOAF文書を読み取り、共通の人
物Wさんを発見します。ここまでは自動的に処理が行われるのです。この場合
Aさんを中心とした人脈図には共通の知人Wを通じて、Bさんの人脈図が連結
されます。
 もちろんBさんを中心に人脈図を描くこともできます。その人脈図には当然
のことながら、Aさんの人脈図が連結されます。それに、Wさんを中心にした
人脈図も描けるわけです。その中にはAさんとBさんの両方が登場してくるこ
とはいうまでもありません。
 プロフィール欄には趣味なども書き込まれます。そうしておくと、SNSの
会員のなかで、「自分の住んでいる近くで、オーディオに興味を持っている人
はいないか」などという検索ができることになり、同じ趣味を持つ人を発見す
るのに役立ちます。
 ところで、「FOAF」はどのように呼称するのでしょうか。
 これは「フォアフ」と読むのだそうです。現在、ブログ提供会社でFOAF
に一番力を入れているのは、ニフティが運営しているココログです。興味のあ
る方は次のサイトを参照してください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
     http://www.cocolog-nifty.com/izumi/izumi04.htm
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                 以上

2006年06月14日

生命保険のCMにおける落とし穴/0010号

●医療保険は損得で訴えるべきではない

 「何かいい保険ないかしら」「それがあるのよ」「ねぇ教えて!教えて!」
――細部は正確ではありませんが、テレビで盛んに流されている保険のCMで
す。3人の主婦の会話ですが、このような会話が現実に行われるでしょうか。
何となく違和感を感じてしまいます。
 これが保険ではなく、金融商品だったらどうでしょうか。
 「何か有利な金融商品ないかしら」「それがあるのよ」「ねぇ教えて!教え
て!」――これなら違和感はない。したがって、このCMの依頼主は医療保険
を金融商品のような損か得かの商品と同一視していることがわかります。
 商品という名前のつくものは何であれ、それを購入して得られる「利便性」
というものがあって、営業サイドはその利便性を訴えて売り込むのが通常の売
り方です。つまり、医療保険についてもテレビのCMによってその「お得さ」
を強調して売っているわけです。
 しかし、保険という商品の特性上そのような売り方は問題です。もともと医
療保険を含む生命保険自体はテレビのCMにはなじまないのです。なぜなら、
保険の内容は複雑であり、短いテレビのCMでは細部まで伝えることが困難だ
からです。それをあえて実施すると、深刻なミスリードを生み、保険そのもの
に対する信頼を損ねる危険性が高いのです。

●加入時点の既往症の入院には給付金は出ない

 これらのCMを聞いていると、医療保険に加入しておけば、いつ病気になっ
て入院しても、簡単に入院給付金が出るような錯覚に陥る――しかも、加入に
当って医師の診査も健康告知もいらないというのです。本当にそのような入口
も出口もゆるめるようなことが可能なのでしょうか。
 保険会社による多少の違いはありますが、一般的にいって、これらの医療保
険は、契約する時点で既にかかっている病気によって入院・手術・通院した場
合、給付金は支払われないのです。
 しかも、約款をよく読むと、契約時点でかかっている病気や過去にかかった
病気と病名が違っていても、医学上、重要な関係がある病気であれば、その病
気についても支払い対象から外されてしまうのです。
 つまり、給付金の対象となるのは、これまでかかった病気と全く関係のない
病気やケガが原因で入院したときだけなのです。そのようなことをCMで伝え
きれるわけがないのです。といって、CMを出している生保会社のウェブサイ
トを見ても肝心なことは何も書いていないのです。テレビでもウェブサイトで
も、ひたすら「資料請求を求める」だけなのです。

●入口をゆるめれば出口は厳しくなる

 もっと大きな問題があります。それは、医師の診査や健康告知を求めないこ
とがさも恩典であるかのように伝えている点です。具体的には「それに医師の
診査も健康告知もいらないので安心です」といった表現でその有利さを訴えて
いるのです。このようにアッピールされて心が動くのは、健康に不安のある人
だけということになります。
 結論からいうと、医師の診査を受けず、健康告知もしないことは、加入者に
とって不利益なことなのです。なぜなら、診査や告知をしないかわりに、加入
後2年以内に死亡が起こっても、保険金は支払われず、それまで支払った保険
料が全額戻されるだけだからです。
 ひどいケースでは、「加入後、2年以内にお亡くなりになった場合は、それ
までにお支払いになった保険料を保険金としてお支払いいたします」と訴えて
いる生保会社があることです。契約後2年以内の死亡によってお客に支払われ
るのは保険金ではなく、加入者がそれまでに支払った保険料です。つまり、最
初から契約はなかったことにするのです。
 かつて高齢者は保険に入れなかったし、入れても保険料が高すぎて実質的に
加入できなかったのです。しかし、日本の場合、高齢者でもその80%ぐらい
は健康な人であることがわかっています。まして日本は世界一の長寿国であり
国内生保会社は外資系生保会社に先を超される前になぜ高齢者を対象とする生
命保険を開発できなかったのでしょうか。
 高齢者でも加入時に医師の診査を受け、健康告知をして加入していれば、加
入後早期に死亡しても保険金は全額支払われるのです。仮に、本当に健康に問
題があり、医師の診査に合格しない人が診査/健康告知不要とCMで訴える保
険に加入しても、結果として保険金は支払われないのです。入口をゆるくすれ
ば、出口は必然的に厳しくなるのは当然のことなのです。
 年配のタレントを使っているにもかかわらず、入院保障が売りの医療保険に
ついて保険会社が狙っているのは高齢者ではなく、既往症のない若くて健康な
人なのです。保険会社から資料を請求して読んでみるとわかりますが、その加
入条件は驚くほど厳しい内容になっています。たとえば、過去の健康診断で、
「要精密検査」の指示があり、検査の結果「異常なし」であっても、加入が制
限されるなど、CMとはまるで違う厳しい内容になっています。
 どのような保険にせよ、加入者はよく契約条件を確かめて入るべきです。安
易な保険CMを鵜呑みにしないことが大切です。           以上

2006年06月26日

『ウェブ2.0』がブームである/0011号

●「ウェブ2.0」とは何か

 このところ「ウェブ2.0」という奇妙な言葉が流行語になっています。そ
のきっかけを作ったのは、ミューズ・アソシエイツ社長、梅田望夫氏の次の著
書です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
        梅田望夫著『ウェブ進化論』(ちくま新書)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 この本は今や爆発的に売れており、既に11版を記録しています。IT関係
の本としては超大ベストセラーです。
 このところ主力の経済誌が相次いで「ウェブ2.0」の一大特集を組み、そ
のビジネスへの影響を論じています。「週刊ダイヤモンド」、「週刊エコノミ
スト」、「週刊東洋経済」の順です。若者向けのフリー・マガジン「R25」
6月02日〜08号にも登場しました。まさにブームです。
 「ウェブ2.0」とは何でしょうか。何となくソフトウェアのバージョンの
ように思えますが、「ウェブ2.0」は次のような意味で使われます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 「ウェブ2.0」とは、インターネット上でこの数年間に発生したウェブ
 の環境変化とその方向性をまとめたものである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 要するに、これまでのインターネットの利用形態は「ウェブ1.0」、それ
が新しい局面に移行して「ウェブ2.0」の時代になっているというのです。
これからの10年間のインターネットの利用スタイルです。キーワードとして
は、グーグル、ロングテール、RSS、ブログ、SNS、CGM、マッシュア
ップ、SaaS、ポスト2.0・・・・が上げられます。

●ネット上のリヴァイアサン登場!

 マイクロソフトはリヴァイアサンである――このようにマイクロソフトを表
現する人がいます。リヴァイアサンとは、旧約聖書に登場する怪物のことで、
圧倒的な権力を持った存在を象徴しています。
 英国の思想家のトマス・ポップスは同名の本を書いています。「人間は放っ
ておけば必ず争いを始める」という悲観的な見地から、国家は「絶対的な権力
を持ってそれを統治すべきである」と説いています。つまり、人間は自らの権
利を政府という怪物――リヴァイアサンに委託すべきであるとしています。
 ところでマイクロソフトはなぜリヴァイアサンなのでしょうか。
 アップルPCのユーザは別として、ほとんどのPCユーザはウインドウズと
いうOSを使わざるを得ない状況にあります。なぜなら、すべてのソフトウェ
アは、ウインドウズの環境の下で動くからです。そういう意味で、マイクロソ
フトは絶対に抵抗不能な権力者リヴァイアサンであるといわれるのです。
 しかし、マイクロソフトは「ウェブ1.0」の覇者に過ぎないのです。なぜ
なら、ここにきてマイクロソフトにとって強敵が出現してきたからです。グー
グルがそうです。一般的にグーグルはネット検索エンジンの提供会社として知
られていますが、そのグーグルが巨大化し、ネットの世界を支配しはじめたの
です。つまり、ネットの世界のリヴァイアサンとして登場してきたのです。そ
れが「ウェブ2.0」の帝王、グーグルです。
 『ウェブ進化論』の著者である梅田望夫氏は、リアルの世界を「こちら側」
ネットの世界を「あちら側」という絶妙な言葉で呼んでいます。これは今年の
流行語大賞を獲得する可能性があります。この分類法によると、「こちら側」
の世界の覇者がマイクロソフト、「あちら側」の世界の覇者がグーグルという
ことになります。
 考えてみると、リアルの世界とネットの世界を結ぶものはブラウザというソ
フトウェアです。マイクロソフトは、インターネット・エクスプローラという
ブラウザをウインドウズの機能の一部として提供してきましたが、どちらかと
いうと、他のソフトウェアに比べて、ブラウザの機能アップにはあまり力を入
れてこなかったように思います。
 ネットの世界に接続して「あちら側」を活用するには、検索エンジンを利用
するしか方法がないのが現状です。探したい情報のキーワードを入力して検索
し、候補の中から目的の情報を探し出すというやり方です。これが現在主流に
なっていますが、この分野でグーグルはトップ企業なのです。
 それに、最近新しいコンピュータ言語「AJAX」(アジャックス)が登場
して、ウェブ上でワープロや表計算などのビジネス系アプリケーションが高速
で動くようになってきています。グーグルは、このAJAXを駆使して、マイ
クロソフトの牙城であるこうしたビジネスソフトの分野にまで進出しようとし
ているのではないかと考えられるのです。
 その根拠のひとつとして、今年の3月9日にグーグルは、ウェブ・ブラウザ
上で文書を作成できる技術を有する「ライトリー」という企業を買収している
のです。ライトリーは、今までインターネット・エクスプローラ上で、ワープ
ロ文書の作成ができる無料のウェブサービスを提供していたのです。
 そうなってくると、近未来のPCにはOSは搭載されず、高性能のブラウザ
だけが装備される可能性すらあるのです。マイクロソフトが次期OSの「ビス
タ」の発売を延期したのは、どうやらこれが原因のようです。     以上

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