INTEC JAPAN/BLOG

このフォーラムは、異文化研修の教育機関(株)インテック・ジャパンの情報発信用です。
最新のニュースを毎週月曜日にお届けします。

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● 2007年04月 記事 ●

2007年04月02日

ビスタ/XPをバージョンアップすべきか/その2/0049号

●操作性の大幅変更についていけるのか

 前回(第48号)に引き続き、ウインドウズ・ビスタにバージョンアップす
べきかどうかについて考えます。
 さて、一般ユーザがXPをビスタにバージョンアップするさいの3つの不安
のうち、第2と第3の不安を再現しておきます。
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 2.「ビスタはOS史上最大の変革」といわれるが、操作性の大幅変更に対
   応できるか心配している
 3.XPでとくに不満は感じていないのにビスタにバージョンアップするメ
   リットが果たしてあるか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 OSがXPからビスタに変わると、PCの操作性が大幅に変わります。全体
としては明らかに今までよりも便利になっていますが、PCの初心者ユーザに
とっては、乗り越えるのが少しきついカベになります。せっかくXPで操作を
覚えたのにビスタにバージョンアップしたとたんに操作がわからなくなってし
まう恐れが十分にあるのです。
 操作性が変わる例をひとつ上げましょう。それは「ファイル操作」の変更で
す。ビスタでは、フォルダを開いたときに表示されるウインドウのことを「エ
クスプローラ」といいますが、そのウインドウには「ファイル(F)」からは
じまるメニューバーがなく、見たことのない「コマンドバー」というものが表
示されているのです。
 コマンドバーは、ユーザが選択したファイルに応じてコマンドの種類が変化
し、ユーザが次の操作に移るのに便利な機能ですが、そのことを知らないユー
ザはここで途方にくれてしまうはずです。メニューバーは「Alt」 キーを押せ
ば表示させることができますが、それを覚えるには、マニュアルと首っ引きで
やらなければならないことになります。一事が万事こういう具合であって、一
から操作を覚え直すところが相当出てくるはずです。
 したがって、初心者ユーザは現在のXPをバージョンアップして使うのは再
考した方がよいと思います。
 ましてXPを使いこなし、別に不自由を感じていないユーザは無理にビスタ
にバージョンアップする必要はないと考えます。メーカの中もXPを搭載した
ロープライスのPCを発売しているところも出てきており、この機会にそうい
うPCを購入して使う手もあります。

●ビスタ搭載の新PCを購入するのがベスト

 ビスタは十分魅力のあるOSです。これから新規にPCを購入する場合は、
XPではなくビスタが搭載されてくるのです。したがって、あまりXPに恋々
としていると、新しい波に乗り遅れる恐れもあります。
 当面はXPを使うものの、最新の話題のOSも使ってみたいという人も多い
と思います。そういう場合は、ビスタ搭載のPCを一台新規に購入することを
お勧めしたいのです。
 ビスタを搭載したPCの価格は、メーカによってさまざまですが、その標準
タイプの価格は意外にリーズナブルなのです。ハードディスクの容量、付いて
くるソフトウエアや周辺機器によってそれぞれ価格は違いますが、10〜15
万円前後でも購入できます。
 こういうPCは、最初からビスタを搭載しているのですからエアロを含めて
ちゃんと動作するようメーカが調整しており、CPUの種類やメモリサイズ、
ビデオメモリなどはユーザが心配することはないのです。
 ビスタになると何が変わるかについては、多くの雑誌が出ているのでそちら
を参照していただくとして、ここではちょっと気がつかない変化について述べ
たいと思います。
 PCを主としてワープロとして使っているユーザにとって、画面に表示され
る日本語のフォント(かたち)は気になるものです。XPでは、「クリアタイ
プ」というフォントの表示技術が使われているのですが、画面に表示される文
字のかたち――とくに「MS明朝」は、印刷するときれいに仕上がりますが、
画面上ではお世辞にもきれいであるとはいえない代物です。
 ところが、ウインドウズ・ビスタでは、和文用クリア・タイプ対応フォント
「メイリオ」を搭載しているのです。メイリオは、画面上で見ても印刷しても
明瞭で読みやすく広い用途に適しています。XPでは、文字が小さくなったり
和文と欧文が混在した場合には、ゴチャゴチャと読みにくかったのが、メイリ
オでは、すっきりして読みやすくなっています。加えて、大きな文字サイズで
は、迫力ある効果を発揮するよう作られているのです。あまり派手な変更点で
はありませんが、ワープロ・ユーザにとっては有難いことです。
 基本的には、OSのバージョンアップにはユーザとしては可能な限りついて
いった方がよいのです。操作に戸惑うなど多少混乱はありますが、使いこなせ
れば前よりは、はるかに便利になっているといえます。しかし、ぎりぎりのス
ペックで無理にバージョンアップすると、XPそのものも動かなくなる恐れが
あり、スペックが弱いときはやめた方がよいと思います。
 ビスタ搭載の新PCを購入する――これが結論です。あわてることはないの
です。ここはしばらく様子見をした方がよいと思います。       以上

2007年04月09日

ビジネスは立ち止まったら終わる/レイ・クロック/0050号

●50歳を過ぎて起業したレイ・クロック

 経営に関するサクセス・ストーリーを書いた本はたくさんあります。しかし
本当の意味で経営者にとって参考になる本は案外少ないものです。そういうサ
クセス・ストーリーの中にあって、間違いなく参考になると思われる良書が一
冊あります。マクドナルド創業者のレイ・クロックによる自伝といわれる次の
本です。現在、書店で好調に売れているそうです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 レイ・A・クロック/ロバート・アンダーソン著
 野地秩嘉・監修/構成、野崎稚恵・訳
 『成功はゴミ箱の中に――レイ・クロック自伝――世界一、億万長者を生
 んだ男――マクドナルド創業者』          プレジデント社刊
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 1954年にレイ・クロックは業務用ミキサーを販売するセールスパーソン
だったのですが、偶然に彼は、ロサンゼルスでマクドナルド兄弟の経営するハ
ンバーガー・レストランに出会うのです。そのレストランでは、ハンバーガー
のメニューはわずか2種類しかないのですが、猛烈なスピードで調理が行われ
相当数のお客に次々と売り捌いていたのです。その見事さ、回転の速さ――販
売のために多くのレストランを歩いているクロックも、かつてそのような光景
は見たことがなかったのです。
 レイ・クロックはそのマクドナルドの調理のシステムに関心を抱き、マクド
ナルド兄弟と交渉して、フランチャイズ権を獲得するのです。そのとき、レイ
・クロックは既に52歳になっていたのです。ベンチャービジネスに乗り出す
のにはかなり遅い年齢であるといえます。
 遅咲きの経営者としては、ケンタッキーフライドチキンの創業者として名高
いカーネル・サンダーズがいます。彼がケンタッキーフライドチキンを創設し
たのはレイ・クロックよりもさらに遅い65歳――そして奇しくも、レイ・ク
ロックがイリノイ州にマクドナルドの第1号店を開業したのは、ケンタッキー
フライドチキンのフランチャイズが始まったのと同じ1955年なのです。
 日本では50歳を超えて創業する例は珍しいですが、カールネ・サンダーズ
やレイ・クロックのことを考えると、それが決して遅い年齢などではないと考
えさせられます。
 まして、当時レイ・クロックは身体を酷使して糖尿病を患い、胆嚢のすべて
と甲状腺の大半を失っており、けっして健康な身体であるとはいえなかったの
です。それでも、ベンチャービジネスに乗り出そうというバイタリティには驚
嘆すべきものがあります。

●4つのモットー/QSC&V

 レイ・クロックは、「サービスとメニューを最小限に抑えたテイクアウト中
心」というレストランチェーンの経営スタイルを確立したのです。ビジネスプ
ロセスを簡素化することで、細かい品質管理を可能にしたのです。全米展開に
当たっては「マクドナルド」という名称から店舗のデザインにいたるまですべ
てを統一したのです。そして、従業員には全員同じ教育を徹底することにし、
次の4つをモットーにしたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
    QSC&V = クオリティ、サービス、清潔度、バリュー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 このポリシーは、低価格でバリューの高い商品をスピーディーかつ効率的に
清潔で居心地が良い空間で提供するということを意味しています。そして、マ
クドナルドは見事にこれを成功させているのです。
 レイ・クロックは、職権というものは一番下の人の手にあるべきものだと考
えていたのです。店に一番近い立場にいる人間が、本部の指示を仰がずとも決
断できるようにしたのです。
 さらにそういう現場を助けるため、より精巧な機械設備や電力の補助が商品
の規格を統一するために必要だと判断し、そのための研究所まで設立している
のです。フライドポテトの調理時間を計るコンピュータ、それにケチャップと
マスタードを同量出すディスペンサー、肉の脂肪分量を確認できるファットラ
イザーなどが続々と開発されたのです。
 そして、景気の悪いときにあえて新店舗を建設し、ライバルより先に店を出
すことを心がけたのです。それに金と活気を注ぎ込むことによって、街はマク
ドナルドを覚えてくれるようになったのです。こうしてマクドナルドはファー
ストフード店として全米に拡大し、現在では店舗は121ヶ国にあり、店舗数
31000店を誇るまでになったのです。
 レイ・クロックとマクドナルド兄弟との契約は彼らの店を「ザ・ビックM」
という名前でそのまま続けることを認め、それに加えて全チェーン店の年間売
り上げの0.5%を兄弟に支払うというものだったのです。
 しかし、すっかり裕福になった兄弟はさらにラクをするために自分たちの権
利を270万ドルでクロックに売ってしまったのです。まだ、クロックが1号
店を開設する前にです。もし、マクドナルド兄弟がその契約を今も維持してい
たら、年間1億8000万ドルのコミッションが入っていたのです。兄弟の人
物の能力を見抜く目が曇っていたとしかいいようのない話です。    以上

2007年04月16日

新しい音楽の聴き方スタイル確立/ナップスタージャパン/0051号

●ナップスタージャパン誕生

 ナップスタージャパンという会社をご存知ですか。
 ナップスタージャパンは、タワーレコードと米ナップスターが、2006年
10月20日付けで設立した会社です。資本金と株主構成は次の通りとなって
います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  資 本 金:2億4000万円
  株主構成:タワーレコード ・・・・・・・・・・・・ 53.5%
       ナップスター  ・・・・・・・・・・・・ 31.5%
       日興プリンシパル・インベストメンツ ・・ 15.0%
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 正直いって、過去の著作権侵害訴訟の経緯によって日本ではナップスターと
いう企業のイメージはあまりよくないと思います。しかし、ナップスターの創
始者であるファニング氏は、カルフォルニア州のノースイースタン大学の学生
のときに、音楽好きの人たちが持っている楽曲をお互いに探せる検索エンジン
を開発したに過ぎないのです。
 この音楽好き同士のコミュニケーションというコンセプトは、「好きな音楽
を見つける最良の場を提供する」というタワーレコードのポリシーと一致する
ものがあり、それが今回の会社設立に結びついたとものといえます。
 ナップスタージャパンによるサービスの最大の売りは「定額による聴き放題
プラン」であり、他にはない仕組みといえます。具体的には、月額1280円
の定額料金を支払うことにより、150万曲の楽曲を自由にPCにダウンロー
ドして聴くことができるという画期的なものです。
 一般論として、店頭において音楽CDのパッケージを販売するタワーレコー
ドのような会社が、このようなサービスをやることは自殺行為ではないかとい
う疑問があります。食い合ってしまうのではないか、と。
 しかし、タワーレコード側はこれに対して次のように反論しているのです。
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 タワーレコードのコンセプトは、「好きな音楽を見つける最良の場を提供す
 る」というものであり、それを実現するために店舗だけでなく、ネットでの
 Eコマースサイト、音楽配信もあって万全のものになる。事実タワーレコー
 ドは1997年に業界に先駆けてCDパッケージのEコマースによる販売を
 スタートさせているが、同サービスの開始以来、既存店舗の売上高が落ち込
 むことはなく推移している。
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●月額1280円で150万曲視聴できる

 タワーレコード渋谷店で取り扱っているCDの数は15万タイトル――単純
に1タイトルに10曲入っているとして150万曲になります。ナップスター
ジャパンの定額サービスに加入すると、タワーレコードの一店舗が、わずか月
額1280円を支払うだけで自宅にやってくることになります。これは音楽の
聴き方を一変させる大変なサービスであるといえます。
 サービスの内容の詳細については、ナップスタージャパンのアドレスを参照
していただきたいが、基本的に次の3つのサービスがあります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
           1.ナップスター/ツウ・ゴー
           2.ナップスター/ベーシック
           3.ナップスター/アラカルト
           http://www.napster.jp/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 月額1280円の定額サービスは上記の2「ナップスター/ベーシック」で
PCにダウンロードし、PCで音楽を聴くというコースです。しかし、それに
加えて、携帯電話や携帯プレーヤに転送して聴きたいという場合は「ナップス
ター/ツウ・ゴー」で、これは月額1980円となります。3の「ナップスタ
ー/アラカルト」は、定額サービスではなく、欲しい楽曲を一曲単位、アルバ
ム単位で有料で購入できるコースであり、このコースではその曲やアルバムを
CD化することもできるようになっています。
 ナップスタージャパンのサービスのなかでとくに魅力的なのは、やはり月額
定額1280円の「ナップスター/ベーシック」です。試聴して良かったら購
入する――このように考える音楽ファンは多いと思います。しかし、試聴盤は
限られており、手当たり次第にCDを購入するわけにはいかないので、どうし
ても欲しい曲に絞って購入することになります。
 しかし、「ナップスター/ベーシック」ならすべてが試聴できるのです。何
しろ150万曲からどれでもダウンロードできるのですから、一応聴いてみて
どうしても欲しい曲は有料で購入するという方法もあるのです。「ナップスタ
ー/ベーシック」をCD視聴マシンのように使うわけです。
 「ナップスター/ツウ・ゴー」も魅力的サービスですが、対応できるケータ
イや音楽プレーヤが限定されている点が問題です。何よりも、競合会社である
から当然でしょうが、対応機種にiPodが入っていないことが残念です。い
ずれにしも、音楽配信の新しい波が押し寄せてきたことは確かです。  以上

2007年04月23日

ブッシュ政権がエタノールに肩入れする理由/0052号

●エタノールを知っていますか

 このところ米ブッシュ政権は、石油に替わる資源として「エタノール」に肩
入れしています。「エタノール」とは何なのでしょうか。米政権の狙いはどこ
にあるのでしょうか。
 エタノールとは、アルコールの一種であり、慣用名としては「エチルアルコ
ール」と呼ばれています。数多くあるアルコール類の中でも、最も身近に使わ
れる揮発性の強い物質のひとつです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
       エタノール   ・・・・・ Ethanol
       エチルアルコール・・・・・ Ethyl alcohol
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 エタノールは、自動車の登場期にすでに燃料として使われていたのです。し
かし、米国では1920年からゼネラルモーターズが自社の利益のために有鉛
ガソリンを使うようになってから、ほとんど使われなくなったのです。
 フランスにおいては、1920年代から1950年代には砂糖大根で作った
エタノールをガソリンに混ぜて使っていたのですが、石油が安価に手に入るよ
うになってからはエタノールを使わなくなっています。
 しかし、ブラジルでは、1973年の石油ショックによる石油の高騰に対処
するため、1975年からプロアルコール政策を実施したのです。そして現在
まで、自国のさとうきびから生産できるエタノールをガソリンに代替する政策
を積極的に進めてきています。
 その結果ブラジルでは、年間に販売される新車の半数以上がエタノール燃料
に対応した車となっており、2003年以降、ブラジルでのガソリンに対する
エタノール混合率は平均25%のレベルです。
 しかし、1990年代になると米国では、環境問題が重視されるようになり
クリーンエア・アクト(大気浄化法)にもとづき、エタノール混合に優遇措置が
施されたのです。2000年代に入ると、州によって状況が異なるものの、通
常「E10」と呼ばれる10%混合ガソリンが広く販売されるようになり、エ
タノールとガソリンの混合燃料――フレックス燃料に対応した車(フレックス
車)の販売も増加しています。
 米国ではフレックスに対応している車は「E10対応」「E20対応」と呼
ばれていますが、E10対応は既に標準であり、フォードではE85対応の車
まで登場するにいたっています。
 日本においては、実験を進めていた経済産業省が、コストの観点から日本国
内での生産よりも輸入による普及促進を狙い、2006年2月にブラジルの国
営石油会社と日本国内会社の50%出資で「日伯エタノール」を設立したので
すが、経済産業省の政策に石油会社の協力が得られておらず、ガソリンとの混
合およびその販売にはまだ明確な道筋が立っていない状況です。

●エタノール増産は米国の国益に合致する

 ブッシュ大統領は、2006年にエタノールの米業界団体、再生可能燃料協
会(RFA)がワシントンで開いた会議の講演で次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 先進的エネルギー政策では、ガソリン消費を削減するための3つの将来性の
 ある方法に焦点を絞っている。1つはエタノールの利用拡大であり、もうひ
 とつはハイブリット車の改善。そして最終的には水素技術の開発だ。なかで
 もエタノールはすぐに成長する可能性が最も高い。  ――ブッシュ大統領
            ――『週刊エコノミスト』6/6特大号/2006
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 そして、2007年の年頭教書においてブッシュ大統領は、「今後10年間
でガソリン消費を20%削減する」という趣旨の「Twenty in Ten」 という注
目すべきイニシアティブを提案するにいたっています。そして、その達成手段
のひとつとして、年頭教書では大統領は次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 2017年までに年間350億ガロンの再生可能燃料・代替燃料使用を義務
 付ける燃料基準を設定することによって、再生可能燃料と代替燃料の供給を
 拡大。・・・・これにより、2017年の推定ガソリン消費量が15%減少
 する。               ――2007年大統領年頭教書より
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 2006年初めの時点で米国内のエタノール工場数は前年同期比で14工場
増の95工場であり、以後続々と工場は増設されています。このままいくと、
2012年までにエタノールの生産量は75億ガロンと現在の倍近くまで増加
する見込みです。
 ブッシュ大統領にとってこのエタノール問題は、原料にトウモロコシや大豆
という食品・飼料を使うことから農業問題でもあるのです。エネルギー自給、
農家支援、環境対策で日本車に遅れをとっている自動車産業てこ入れ、環境対
策――米国の重要政策課題はすべてこのエタノール問題に合致するのです。米
政権が力を入れるのは当然のことです。
 このように、多くの米国の国益に合致するエタノールは、一躍全米の注目産
業となりつつあり、工場建設ラッシュが加速しているのです。     以上

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