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2007年11月12日

5つある日本の世界一/0081号

●悪い面と良い面の2つの日本の世界一

 日本という国がこれだけは世界一といえるものをひとつ上げなさい――この
ように問われたらあなたはどう答えますか。
 実際に調査をしたわけではないので正確なことはわかりませんが、良い面と
悪い面の次のどちらかを上げる人が多いと思います。
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          悪い面:「国の借金」/第1位
          良い面:「平均寿命」/第1位
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 日本の「国の借金」が世界第1位というのは、国民にあまねく知られていま
す。なぜなら、テレビの政治番組ではそのことが繰り返し取り上げられており
財務省もウェブサイトを使って国民に訴えているからです。
 確かに2005年の日本の「国の借金」は、GDP比177.3%であり、
第2位のギリシャの124.2%、第3位のイタリアの120.4%を引き離
してダントツの第1位です。2007年8月に財務省の発表した最新のデータ
によると、国債や借入金などを合計した「国の借金」はこの6月現在で、過去
最高の836兆5213億円に達しているのです。これは、国民一人当たり約
655万円の借金に相当します。
 しかし、日本はこのように国の借金のGDP比は世界一ですが、日本政府は
GDPに匹敵する金融資産を保有しているのです。財務省はなぜかこの点を強
調しませんが、あくまでこれをベースにして財政再建に取り組むべきです。
 悪い面はこのくらいにして良い面の世界一について述べましょう。2007
年7月に厚生労働省が明らかにした調査結果によると、日本人の平均寿命は次
の通りであり、男女ともに世界最高なのです。
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          女性の平均寿命 85.81歳
          男性の平均寿命 79.00歳
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 2000年から2005年を対象とする国連の調査によると、日本は男女平
均で81.9歳で世界一であり、2位の香港に0.4歳、3位のアイスランド
に1.3歳の差をつけているのです。
 日本が長寿国であるのは、米や野菜に魚介類を中心にした伝統的な食文化に
よるもので、現在、世界中で日本食ブームが起こっています。ちなみに肉を多
く摂取する米国の寿命ランキングは77.3歳の34位となっています。

●あと3つある日本の世界一

 これら2つの世界一は国際政治学者の浅井信雄氏の新刊書『日本の本当の順
位/世界レベルで見たわが国の姿』/アスキー新書030に出ているのですが
上記の2つの世界一に加えて、さらに次の3つの世界一があるのです。
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           「たばこの輸入量」/第1位
           「ブログの投稿数」/第1位
           「新聞の発行部数」/第1位
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 3番目の世界一は「たばこの輸入量」です。
 WHO(世界保健機構)が2002年に行った調査によると、紙巻たばこの
輸入量は834億7800万本で日本は世界一なのです。第2位のフランス、
第3位のイタリアと比べても突出しています。だから日本は「禁煙化が進む世
界の灰皿」といわれているのです。
 4番目の世界一は「ブログの投稿数」です。
 米国のテクノラティ社が2006年に行った調査によると、世界中のブログ
全体で使用されている言語における日本語の割合が37%でトップになったの
です。2005年においては英語がトップだったのですが、1年間で英語を上
回ったことになります。
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            日本語 ・・・ 37%
            英 語 ・・・ 36%
            中 国 ・・・  8%
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 世界各国で使用され、世界共通語の英語をほとんど1国でしか使われない言
語である日本語が上回るということは大変なことです。日本人は他人に対して
意見を述べるのが上手ではなく、いいたいことを貯めこんでいる傾向が強く、
ブログはそのストレスの捌け口になっているのでしょうか。
 5番目の世界一は「新聞の発行部数」です。
 UNESCOが2000年に行った調査によると、日本の新聞の発行部数は
千人当り565.96部で世界一なのです。第2位はノルウェーが僅差でつい
ていますが、3位以下は大きく引き離しています。日本は書籍の発行部数も多
いので、活字好きの国民性をあらわしています。日本の新聞の発行部数がここ
まで伸びたのは、世界に類を見ない宅配システムの存在が大きく寄与している
といえます。これが購読契約をやめにくくしているのです。      以上

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